【高品質なアプリケーション開発テクニック(その3)】
~GUI作成編~
GUIの仕様は他の仕様に比べ、開発の途中で頻繁に変わり、開発終盤になっても収束しないことがあります。
そのため、GUIの開発には、デザインの決定・変更をすぐにプログラムに反映できる開発手法が必要となります。
イープルトレーナーでは、GUI開発部分を国内トップシェアのGUI開発ツール「GENWARE3」(ジェンウェアスリー)を使って学習できるようになっています。
同梱のCDから、お手持ちのパソコンにGENWARE3をインストールすることができます。
5画面しか作れないなどの機能制限はありますが、基本的にすべての機能を使うことが可能です。
GENWARE3では17種類の部品を用意していますが、サンプルのアラーム時計では以下の5種類の部品を使用しています。
・スタティックテキスト
・ラベル
・ビットマップテキスト
・ピクチャ
・ボタン
このうち、ビットマップテキストは、時刻表示部分に使用している部品です。
組込アプリケーションでは、使用できるフォントが限られているなどの理由で、数値などをフォントではなくイメージデータで表示するケースがあります。
その場合、通常であれば、「10:00」と表示するために、
・1つ目のイメージデータを「1」にする
・2つ目のイメージデータを「0」にする
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のように、5部品分の処理が必要になります。
一方、ビットマップテキストでは、イメージデータをあらかじめ登録しておくことでテキストと同じように扱うことができるため、
・表示内容を「10:00」にする
という1つの処理で操作が可能になります。
このように、組込アプリケーションに適した部品を用意しているのもGENWARE3の特長です。
ますます膨大になるアプリケーションの開発現場に参画する前に、イープルトレーナーで基礎を見につけてはいかがでしょう?
第一弾のBASIC編では、Windows上で手軽に学べるようにVC++ Express Edition(無料ダウンロード可)上で学習できるようになっています。