対話式(Interative)に動作確認しながら仕様作成や設計ができる、プログラマ不要の次世代指向組込ソフトウェア開発環境。それがINTAWORLDです。
プログラマ不要のアプリケーション開発環境です。
INTAWORLDは組込開発統合設計ツールINTAstudioと、ターゲット機器に組み込むINTAcoreで構成されています。
従来のソフトウェア開発では、設計資料もしくはパソコン上で模擬的に動作するプロトタイプを用いて仕様検討を実施する場合が大半ですが、INTAWORLDを導入すると要件定義の段階からターゲット機上で動作させながら仕様検討を議論できる、すなわちInteractiveな(対話型)ソフトウェア開発環境が実現できます。
従来の開発支援環境は、要件定義、設計、プロトタイピング、ドキュメント作成ツールなど上流開発工程用途中心の製品、もしくはデバッグやテスト支援ツールなど下流工程用途中心の製品に分かれています。
しかし、INTAWORLDは要件定義からテスト工程までを一貫してサポートします。
組込ソフトウェア開発を強力に支援する豊富な機能もあわせて提供します。
INTAWORLDを用いて開発するアプリケーションは、適用分野やお客様に応じて多種多様です。INTAWORLDでは、このような個別の機能を組み込むことを可能とするプラグイン機能を提供します。
INTAWORLDが提供する組込ソフトウェアプラットフォーム INTAcoreには、ターゲット機のH/WやOSなどプラットフォームに依存した処理を抽象化するため仕組みがあります。プラットフォームを変更する場合は、この抽象化層を変更するだけで、組込アプリケーション部は変更不要です。
また、アイ・エル・シーが提供する別商品SEP(スマート制御プラットフォーム)と組み合わせることで、タブレットと装置をつないでリモート制御するといったm2m(Machine to Machine)アプリケーションもプログラマレスに開発できます。
INTAWORLDでは、組込ソフトウェア開発を強力にサポートする様々な機能を提供します。
ここでは、INTAWORLDの組込開発統合設計ツールINTAstudioが提供する機能の一部を紹介します。
INTAstudioで作成した仕様や設計内容、テスト結果などを、Microsoft OfficeのWordやExcel形式で出力することができます。また、出力したドキュメントをINTAstudioに取り込むこともできます。
INTAWORLDを使用して開発するアプリケーションの各用件をツリー形式で管理できます。
画面表示を持つGUIアプリケーションを開発する機能です。
GUIに関する機能仕様を記述し、ボタンや画像といった表示要素を用いてレイアウト設計を行います。
状態遷移設計手法を用いて設計を行う機能です。
状態遷移図、状態遷移表、状態シーケンス図を用いて状態遷移を設計することができます。
開発情報の構成管理機能として、開発情報の履歴を管理する「リビジョン管理機能」と設計情報などに対するレビュー指摘内容を記録・管理する「レビュー指摘結果管理機能」を提供します。
設計情報のトレーサビリティを管理する機能です。システム要件分析からシステム適格性確認テストまでの全開発プロセスに焦点を当てた管理機能と、テーブルやリソースなどのデータとの紐づけに焦点を当てた管理機能を提供します。
設計情報等に対するレビュー指摘内容を記録・管理する機能です。
従来のソフトウェア開発では、設計資料もしくはパソコン上で模擬的に動作するプロトタイプを用いて仕様検討を実施する場合が大半ですが、INTAWORLDを導入すると要件定義の段階からターゲット機上で動作させながら仕様検討を議論できる、すなわちInteractiveな(対話型)ソフトウェア開発環境が実現できます。
INTAstudio上で提供する設計手法を使用して設計された情報を基にしてテストを支援する機能を提供します。各設計手法により異なりますが、状態シーケンス図設計機能を利用した場合のテスト支援方法をご紹介します。
状態遷移設計によって作成した設計情報を基に、テスト手順(テストシナリオ)を作成します。状態遷移図のユースケースごとに入力されるイベントの順番がそのままテストケースとなってテストシナリオ化されます。
作成したテストシナリオをINTAstudioからINTAcoreへ転送して自動実行する機能です。INTAcore内の「テスト自動化エンジン」がテストシナリオを受け取り、ターゲット上でシナリオ実行を行います。「自動テスト機能」が動作結果をINTAstudioへ送信しますので、結果の確認ができます。
INTAstudioでは、サブシステム間やソフトウェアモジュール間を、ユーザが定義したイベントの送受信、データアクセス、メソッド(関数)Call、SEP が提供するClassやユーザ作成Classから生成される各種ObjectのメソッドCallという4種類のI/Fで連携させることができ、モジュール間通信設計画面においてユーザ定義情報の一覧表示と管理を行います。
INTAWORLDは、スタータキットである「INTAWORLDパッケージ」と、INTAWORLDをユーザの開発システムへ移植するための環境をまとめた「INTAWORLDポーティングサポートパッケージ」で構成されます。なお、「INTAWORLDポーティングサポートパッケージ」は、「INTAWORLDパッケージ」とは別売となります。
組込み開発統合設計ツール
INTAstudio
組込みソフトウェアプラットフォーム
INTAcore
マニュアル
組込みソフトウェアソースコード
INTAcore ソースコード
マニュアル
項目 | 仕様 |
---|---|
CPU | 1.0GHz以上のIntel PentiumⅢ相当以上のプロセッサ |
OS | Windows7 Professional 32bit / 64bit Windows8.1 Pro 32bit / 64bit Windows10 Pro 32bit/64bit |
言語 | 日本語 |
メモリ | Windows7 / 8.1 32bit 2GB以上、Windows7 / 8.1 / 10 64bit 4GB以上 |
モニタ | 1024x768、32ビットカラー以上を推奨 |
項目 | 仕様 |
---|---|
CPU | ARMコアのMCU/SOC、ATOM、PowerPCなど組込機器向けCPU、WindowsPCのCPU |
OS | Linux 、Windows7 Professional 32bit/64bit、Windows8.1 Pro 32bit/64bit 、Windows Embedded Compact7 Windows10 Pro 32bit/64bit、各種RTOS(μITRON、TOPPERS、RTX、VxWorks等)、Android4.1以上、iOS7以上 |
言語 | 言語非依存 |
メモリ | 192KB以上 |
※商品のデザイン・仕様は予告なく変更される場合があります。
※近日リリース予定です。