技術情報(よくあるご質問と回答)
ご質問
ターゲット環境用のフォントにフォントサイズ256以上のフォントがあるのですが、使用することはできますか?
回答
フォント名称文字列のみで、フォントサイズを決めることが可能な場合、ターゲット環境のGPIのフォント依存処理の中で、フォント名称文字列とフォントサイズの対応(フォント情報テーブル)を作成することで、256以上のフォントサイズを指定することが可能です。
ターゲット環境で使用するフォント情報テーブルを作成する例で説明します。以下にフォント情報テーブルを作成する流れを説明します。
①フォント情報テーブルのデータ型を定義します。
/* フォント情報 */
typedef struct _GPILocalFont{
GInt16 nID; /* フォントID */
GTCHAR szFontName[MAX_FONTNAME_LEN+1]; /* フォント名 */
short nWidth; /* 文字の幅 */
short nHeight; /* 文字の高さ */
}GPILocalFont;
②データ型をもとにフォント情報テーブルを作成します。
/* フォント情報テーブル */
static GPILocalFont localfonts[FONTNUM]={
/* ゴシックフォント */
{ 0, {'G','o','t','h','i','c','1','6','\0'}, 16 ,16},
{ 1, {'G','o','t','h','i','c','2','2','\0'}, 22 ,22},
{ 2, {'G','o','t','h','i','c','3','0',’0’,'\0'}, 300 ,300},
};
フォント情報テーブル後は、「GENWARE3ポーティングマニュアル」の「3-2-8 フォント依存部」内の「処理の流れ」に従いコーディングを行ってください。
対象製品バージョン:Ver.2.85.001
管理番号:FG_G10231
資料更新日: 2021年1月29日
※この資料は、資料更新日現在のものです。