組込みGUI統合開発環境 GENWARE4
GENWARE4
概要
ソフトウェア構成
あらゆる組込み機器のGUI開発コストを極限まで削減。究極のGUIスイート。

GENWARE4(ジェンウェアフォー)は、グラフィックエディタ・デバッガ「GENSKETCH4(ジェンスケッチフォー)」とGUIライブラリ「GENIFA4(ジェニファフォー)」で構成される組込みGUI統合開発環境です。
単なるグラフィックライブラリやプロトタイピングツールとは異なり、市販の デザインツールやコンパイラと連携し商品企画から実装・デバッグまで、 GUI開発のすべてのプロセスを統合するソフトウェアです。
特長
- ・OpenVG対応、フリック操作対応
- ・分野を問わず、1/10の開発工数を実現。
- ・GENWARE3の機能を引き継いでいるため、GUI開発のすべての工程で使用可能。
- ・Adobe Illustrator®/Photoshop® データのインポート

GUI開発のすべてのプロセスでシームレスに。

GENWARE4は、先代のGENWARE3の機能を引き継いでいるため、GUI開発のすべての工程でお使いいただけるようになりました。 例えば、仕様設計者から提出される画面遷移図を取り込めば、コーディングをすることなくGENWARE4の画面遷移ロジックが自動的に作成されます。
デザイナーから提出されたIllustratorやPhotoshopの データを取り込めば、面倒なビットマップファイルの書き出しやイメージの座標調整をすることなく、画面データを作成することができます。 GUI開発における各工程がシームレスに繋がることにより、開発効率のアップに貢献します。
Windowsパソコンでも、ターゲット機器でも
GUIライブラリであるGENIFA4には、さまざまなプラットフォームに対応するためにGPI(Genifa Platform Interface)と呼ばれる、抽象化インタフェースが用意されています。GPIがOSやCPUなどの違いを吸収するため、プラットフォームを変更する場合にも、GUIアプリケーションそのものを変更する必要はありません。開発ターゲット機器の仕様が定まっていない段階でも、並行してGUIアプリケーションの開発を進めることもできます。
Windows版開発環境では、Windows向けGPIが同梱されているため、PC上で手軽に実機同等の表示を確認できます。また、PC上でのGUIアプリケーションの動作確認用ツール群も用意しました。ウィンドウを開く、アニメーションの実行といった、画面データの設定・動作の確認のほか、GUIアプリケーションに対し、特定のイベントを発行することもできるため、デバッグ用のコードを書いたり、イベント発行用のアプリケーションを別途作る必要はありません。

導入メリット
1.他社製品で開発途中でも導入メリットを出すことが可能
資産をGENWARE3に移植することが可能
またハードとGUI開発部分の切り分けが出来るため、GUI部分のみ開発を行うことも可能
2. 貴社独自機能を受託開発で実装することが可能
弊社の受託開発部門が対応可能
(メンテナンス時のリモートメンテナンス機能など)
3. 商品の高い完成度
商品に30年以上の歴史があるため、不具合がほとんど無い
GENWARE3と4の比較表
商品 | 機能・仕様 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
GUIライブラリ メモリ使用量 |
対応言語 | 表示色数 | カラーモード | 状態遷移設計 | Photoshop データ取込 |
Illustrator データ取込 |
|
GENWARE3 | ROM:175KB~210KB RAM:2~3KB |
C/C++ | 1bpp~32bpp | インデックスカラー/ダイレクトカラー | ○ | ○ | - |
GENWARE4 | ROM:175KB~290KB RAM:2~3KB |
C/C++ | 1bpp~32bpp | インデックスカラー/ダイレクトカラー | ○ | ○ | ○ |
商品 | 機能・仕様 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
OpenVG対応 | アニメーション | タッチUI対応 | ロケール管理・切替 | 仕向け管理 | |||
GENWARE3 | - | ○ | - | ○ | ○ | ||
GENWARE4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
プロトタイピング開発キット ILC AIR Kit を用意しています