スマートデバイス連動GUI開発環境 GENWARE AIR
GENWARE AIR
機能
GENWARE AIRには、GENWARE AIR Clientと組込み機器のGUIアプリケーションを連携させるための以下の機能があります。
①画面連携機能
GENWARE AIRが搭載された組込み機器側には、スマートデバイス上で動作するGENWARE AIR Clientに対してGUI画面の情報を転送するための機能があります。GENWARE AIR Clientは情報を受信すると、表示を更新します。

②クライアント操作機能
GENWARE AIR Clientでの操作内容を基に、組込み機器側のGUIアプリケーションの状態を更新する機能です。 GUIアプリケーション側は、取得した情報に従い、動作します。

③操作管理機能
組込み機器側のGUIアプリケーションに複数のGENWARE AIR Clientが接続し、同時に操作が行われることにより発生する 操作ミス・事故を防ぐために、ユーザ操作を許可/禁止する機能があります。
(組込み機器側)
- 操作権取得/解放機能
- 操作権タイムアウト機能
- 操作権管理機能(操作権を持つ機器を管理)
(GENWARE AIR Client側)
- 操作権取得/解放機能
- 操作権設定機能
- 操作権有無選択機能
④多重操作排他機能
複数のGENWARE AIR Clientから、1台の組込み機器のGUIアプリケーションに対して同時に操作を行うといった誤動作を防ぐために、同時操作の排他制御を行います。 GUIアプリケーションのデータ更新が行われる場合、表示データ更新完了までの期間を操作禁止にします。 また、画面切換直後は、一定時間(ユーザが指定)、操作を禁止します。

⑤接続先管理機能
1台のスマートデバイスから複数の組込み機器に接続する場合のため、GENWARE AIR Clientには接続先を管理/選択する機能があります。
- 通信先登録
- 通信先選択
- 通信先削除
- 通信先データ管理
- 画面プロパティ取得
- リソース取得
⑥リモート操作機能
組込み機器のGUIアプリケーションに対して、GENWARE AIR Clientから操作を行うための機能です。
- リモート操作を行うためには、「操作権取得」を行い、接続先に対して操作権の取得要求を行います。
- 操作権の取得に成功した場合は、GENWARE AIR Clientに表示された画面の操作が可能になります。
- リモート操作を終了する場合は、「操作権解放」を行い、接続先に対して操作権の解放要求を行います。
- 操作権の解放を行うと、GENWARE AIR Clientに表示された画面の操作ができなくなります。
⑦カスタムコントロールへの対応
GENWARE AIRが標準で対応していないコントロール(GUI部品)を、ユーザが作成する「カスタムコントロール」という機能があります。
GENWARE AIR Clientのソースコードにカスタムコントロールのソースコードを組み込むことで、GENWARE AIR Client上でもカスタムコントロールを動作させることができます。(カスタムコントロールを組み込むには、ポーティングサポートパッケージが必要です。)
⑧初期GUIデータ保存機能
GENWARE AIR ClientをGUIアプリケーションに接続した際にGENWARE AIR Clientが受け取るリソースデータ(初期GUIデータ)をスマートデバイスに保存する機能です。同じGUIアプリケーションに再接続した場合、スマートデバイスからリソースデータの読み出しを行うことで画面の表示に必要な時間を短くすることが可能となります。

⑨IPアドレス範囲指定機能
GENWARE AIR Client は起動時、接続可能なGUI アプリケーションの一覧情報を取得しますが、このときブロードキャスト通信により、同一ネットワークに存在するすべての機器への一斉送信が行われています。
しかし、ユーザの環境によってはブロードキャスト通信ができない場合もあります。この場合には、IPアドレス範囲指定機能を使用し、通信方式をIP アドレスの範囲を指定したユニキャスト通信に切り換えることができます。

⑩ゲートウェイ機能
サーバ、クライアントが異なるネットワークに存在する場合、ゲートウェイ機能を持つアプリケーションを作成することで、GUI アプリケーション、GENWARE AIR Client が接続可能になります。
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