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Visual Studio 2005 Express Editionを使用して実行モジュールをビルドする方法

組込みGUI統合開発環境 GENWARE3(ジェンウェアスリー) サポート

技術情報(よくあるご質問と回答)

ご質問

Microsoft社製 Visual Studio 2005 Express Editionを使用してビルドする方法を教えてください。

回答

GENWARE3で生成したソースコードをMicrosoft社製Visual Studio 2005 Express Editionを使用してビルドする方法をご紹介します。
本文中のファイルパスやプロジェクト名称などの設定値は、お客様の環境に応じて変更してください。

  1. GENWARE3で新規プロジェクトを作成します。
    ・GENWARE3プロジェクト新規作成ウィザード「プロジェクト設定 BSP選択」
    プロジェクト名:Sample
    フォルダ:C:\Program Files\ILC\GENWARE3\GENWARE3\MyProj\Sample
    BSP:STANDARD
    新規作成ウィザード プロジェクト設定 BSP設定
    ・GENWARE3プロジェクト新規作成ウィザード「ソースコード生成先指定」
    生成形式:C
    生成先フォルダ:C
    Unicode対応:しない
  2. GENSKETCH3のメニュー[ファイル]-[ソースコード生成]を選択し、ソースコードを生成します。
    ソースコード生成完了後に、自動ビルドの実行を確認するダイアログが表示されますので、「いいえ」ボタンをクリックします。
  3. VisualStudio2005ExpressEdition を起動して、メニューの[ファイル]の[新規作成]から[プロジェクト]を選択します。
    プロジェクト作成ダイアログに、以下のとおり入力して[OK]を選択します。
    テンプレート:Win32コンソールアプリケーション
    プロジェクト名:guiSample
    場所:C:\Program Files\ILC\GENWARE3\GENWARE3\MyProj\Sample\Sample\C
    ソリューション名:guiSample
    VisualStudio2005 新しいプロジェクト
  4. 「Win32 アプリケーションウィザード」が表示されたら、「次へ」を選択します。
  5. 「アプリケーションの設定」において、下記のとおり設定してから「完了」を選択します。
    アプリケーションの種類:Windowsアプリケーション
    追加のプロジェクト:空のプロジェクト
    VisualStudio2005 Win32アプリケーションウィザード
  6. VC の新規プロジェクトが作成されたら、ソリューションエクスプローラの「guiSample」を右クリックします。メニ ューの[追加]から[既存の項目]を選択します。
  7. GENSKETCH3 で生成したC ソースコードファイル(*.c)とヘッダファイル(*.h)をすべて選択し、「追加」を選択します。
    「ソースファイル」の項目にGENSKETCH3 で生成したソースコードが追加されます。
  8. メニューの[プロジェクト]から[プロパティ]を選択します。
  9. 「guiSample プロパティ ページ」ダイアログが表示されますので、下記のとおり設定し、「OK」を選択します。
    ■構成プロパティ
    文字セット:マルチバイト文字セットを使用する
    ■C/C++
    追加のインクルードディレクトリ:C:\Program Files\ILC\GENWARE3\GENWARE3\BSP\STANDARD\include
    ■リンク
    追加のライブラリ ディレクトリ:C:\Program Files\ILC\GENWARE3\GENWARE3\BSP\STANDARD\lib\vc8\Debug
    ■入力
    追加依存ファイル:gpi.lib gwin.lib genifa.lib
    特定ライブラリの無視:LIBCMT
  10. メニューの[ビルド]から[ソリューションのビルド]を選択します。
  11. エクスプローラにて、GENSKETCH3 が生成した実行モジュール用設定ファイル(config.ini)を実行モジュールと同じフォルダにコピーします。
    Config.ini ファイルコピー元:
    C:\Program Files\ILC\GENWARE3\GENWARE3\MyProj\Sample\Sample\C

    Config.ini ファイルコピー先:
    C:\Program Files\ILC\GENWARE3\GENWARE3\MyProj\Sample\Sample\C\guiSample\debug
  12. メニューの[デバッグ]から[デバッグ開始]を選択し、デバッグを実行します。実行モジュールが起動することを確認します。

なお、Unicode対応を「する」場合の設定は、以下の部分が変更となります。

  1. プロジェクト新規作成ウィザード「プロジェクト設定 BSP 選択」
    Unicode対応:する
  2. 上記手順9の「guiSample プロパティ ページ」ダイアログ
    ■構成プロパティ
    文字セット:Unicode文字セットを使用する
    ■リンク
    追加のライブラリ ディレクトリ:C:\Program Files\ILC\GENWARE3\GENWARE3\BSP\STANDARD\lib\vc8\Debug_Unicode

 

対象製品バージョン:Ver.2.00.000

管理番号:FG_G10071

資料更新日: 2009年3月17日

※この資料は、資料更新日現在のものです。


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