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対応レイヤ数を変更するには

組込みGUI統合開発環境 GENWARE3(ジェンウェアスリー) サポート

技術情報(よくあるご質問と回答)

ご質問

レイヤ数を変更するには、何を行う必要がありますか、教えてください。

回答

レイヤ数を変更する場合、以下の変更が必要となります。
・ BSP.iniの変更(レイヤの最大数にあわせて、BSP.iniファイルの内容を変更します)
・ BSPフォルダ内のGpi.libの変更(レイヤの最大数を変更したライブラリファイルを作成し、差し換えます)

下記にレイヤ数を変更する場合のBSP.ini変更箇所例と[LAYER]セクションの各項目のエントリーについて記載します。

■BSP.ini変更箇所例(レイヤ数を3から4に変更する場合)

■[LAYER]セクションのエントリーの説明一覧表

エントリー 説明 備考
MAX_LAYER 最大レイヤ数 1~16
LAYER_NAME%d レイヤ識別ID名称 %dには0~MAX_LAYER-1までの値を設定します  
LAYER_COLOR%d レイヤ使用色形式 %dには0~MAX_LAYER-1までの値を設定します  
LAYER_TRANS%d レイヤ透過色設定有無 %dには0~MAX_LAYER-1までの値を設定します 0:使用しない 1:使用する
LAYER_ALPHA%d レイヤ透明度設定有無 %dには0~MAX_LAYER-1までの値を設定します 0:使用しない 1:使用する
LAYER_TITLE%d レイヤ名称 %dには0~MAX_LAYER-1までの値を設定します  
LAYER_WIDTH%d レイヤ解像度(横幅) %dには0~MAX_LAYER-1までの値を設定します  
LAYER_HEIGHT%d レイヤ解像度(高さ) %dには0~MAX_LAYER-1までの値を設定します  
LAYER_COLORID%d COLOR(色環境)のインデックス %dには0~MAX_LAYER-1までの値を設定します 1~16
PANEL_LAYER_ITEM_NUM パネルに使用可能なレイヤの数 1~MAX_LAYER
PANEL_LAYER_ITEM0 パネルレイヤ0に使用可能なレイヤのレイヤIDを設定  
PANEL_CONTROL_LAYER パネルレイヤの範囲設定における、上限のデフォルト値  
WINDOW_LAYER ウィンドウに使用するレイヤのデフォルト値  

■ BSPフォルダ内Gpi.libについて
レイヤ数を変更する場合は、GENWARE3ポーティングサポートパッケージを利用して、レイヤの最大数を変更したGpi.libを作成し、差し換えてください。
なお、GENWARE3に添付されているWindows版BSPフォルダ内のGpi.libは、レイヤ数3枚までのサポートとなっております。

■ レイヤ数変更後について
レイヤ数の変更後、プロジェクトをGENSKETCH3で再度読み込んだ場合、GENWARE3のバージョンにより、動作が異なります。

・ GENWARE3 Ver.2.1まで
各レイヤ上に配置されている全コントロールが、最下層のレイヤ上に移動する仕様です。
レイヤ数変更後、対象のコントロールを選択し、コントロールを配置してください。

・ GENWARE3 Ver.2.2以降
レイヤ数変更後において、同じ番号のレイヤが存在する場合は、コントロールの移動はありません。
レイヤ数が減少した場合、レイヤ数変更後の最上位より上のレイヤに配置されていたコントロールは、レイヤ数変更後の最上位のレイヤに配置されます。

例えばレイヤ数4枚から3枚に変更した場合、レイヤ数変更前に4番目のレイヤ(変更前の最上位のレイヤ)に配置されていたコントロールは、レイヤ数の変更後3番目のレイヤ(変更後の最上位のレイヤ)に配置されます。
このとき、レイヤ数変更前に3,2,1番目のレイヤに配置されていたコントロールの移動はありません。

■ コントロールのレイヤ間の移動について
コントロールを配置するレイヤを変更するには、コントロールを選択し、コンテキストメニュー[レイヤ間の移動]の「前面のレイヤへ移動」、「背面のレイヤへ移動」または、[編集]メニューの[レイヤ間の移動]から「前面のレイヤへ移動」、「背面のレイヤへ移動」を選択して、コントロールをレイヤ間で移動させることができます。

対象製品バージョン:すべてのバージョン

管理番号:FG_G10147

資料更新日: 2009年8月21日

※この資料は、資料更新日現在のものです。


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