組込みソフトウェアPLC INTALOGIC5
INTALOGIC5
仕様
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| プログラミング言語 | LD (Ladder Diagram)，ST(Structured Text)，FBD(Function Block Diagram) |
| DFC機能 | 同期DFC、非同期DFC：合計32個 (※1) |
| プログラム容量(1POU) | LD/ST/FBD共通:1Kステップ ST個別仕様:最大1638文字 FBD個別仕様 |
| プログラム設定 | 周期実行プログラム:10本 |
| プログラム作成本数 | 1つのプロジェクトで作成できるプログラムの本数：256本 |
| プログラム実行方式 | インタプリタ方式 （カスタムオプションとして組込みＣＰＵのNative Code実行方式にも対応可能） |
| 入出力制御方式 | プログラムEND時一括リフレッシュ方式 |
| ファンクション登録本数 | 512本 |
| スキャンタイム | 1-2000[ms] (1ms単位で指定可能)、初期値 100[ms] |
| WDT設定範囲 | 100-100000[ms] |
| RUN中書込み | 標準対応 |
| 制御プログラム最大ステップ | 実行プログラム全体で10000step。プログラムひとつあたり1000Step ※ターゲットボードのRAM容量に依存する。 |
| CALC命令 | 1つのPOUあたり最大256個 (カスタマイズによる拡張可能) |
| タイマ性能(カウントアップ周期) | 10ms |
| モニタ/デバッグ | 「プログラム実行本数」と同数のプログラムに対してモニタ／デバッグが可能 |
| シミュレーション | Runのシミュレーション(モニタ/デバッグ)が可能 |
動作環境
INTALOGIC5エディタ（PC用ラダー編集・デバッグツール） 動作環境
| 動作OS | Windows®10 64bit/32bit Windows11 Pro 64bit |
|---|---|
| ハードウェア | PC/AT互換機 |
| CPU | 1.0GHz以上のプロセッサ |
| メモリ | Windows10 32bit:1GB以上 Windows10 64bit:2GB以上 |
| ハードディスク容量 | Windows10 32bit:16GB以上 Windows10 64bit:20GB以上 |
INTALOGIC5ランタイム（参考仕様）
| ステップ数 | 30Kステップ |
|---|---|
| 入出力仕様 | 入力：8192点 出力：8192点 |
| 命令数 | 基本命令27命令、応用命令57命令 |
| プログラム容量 | ランタイム：200KB、LD ： 10Kステップ(8バイト/1ステップ) ST ：1024行（コメント行除く） FBD ： 256ブロック |
ポーティングサービスにより、お客様の希望されるCPUへの移植、入出力点数の変更、プログラム容量の変更などカスタマイズが可能です。
動作実績
INTALOGIC5ランタイム動作実績
| CPU | RZ/T1、RX63、ARMコア、x86系、PowerPC(MPC8544)、H8(H8SX)、SH-2(SH7086)、SH-3(SH7709S 他)、SH-4(SH7750R、HD6417750RBP240 他)、VR(VR7701) |
|---|---|
| OS | μITRON、VxWorks®、OS9®、QNX®、Nucleus®、Windows、Linux®、Non-OS |
INTALOGIC5 Run 性能仕様
インタプリタ方式の場合の参考性能値
| 命令 | SH-2(80MHz) | SH-4(166MHz) | RZ/T1(600MHz) |
|---|---|---|---|
| 接点入力 (a接点) | 3.3 µs | 1.0 µs | 0.68 µs |
| コイル出力 (OUT) | 1.0 µs | 3.3 µs | 0.81 µs |
| 比較 ( > ) | 7.6 µs | 6.8 µs | 2.19 µs |
ネイティブコード方式の場合の参考性能値
| 命令 | SH-2(80MHz) |
|---|---|
| 接点入力 (a接点) | 0.11 µs |
| コイル出力 (OUT) | 0.14 µs |
| 比較 ( > ) | 0.15 µs |
インタプリタ方式とネイティブコード方式について
インタプリタ方式
プログラミング言語で記述されたソースコード、中間コードを逐次解釈しながら実行する方式です。
インタプリタ方式のINTALOGIC5は、下図のような処理を行います。
ネイティブコード方式
プログラミング言語で記述されたソースコード、中間コードを一括でネイティブコード(ターゲットのCPU上で実行可能なバイナリコード)に変換しておき、実行する方式です。逐次解釈する必要がないため、インタプリタ形式に比べ実行速度が速くなります。
ネイティブコード方式のINTALOGIC5は、下図のような処理を行います。
インタプリタ方式のINTALOGIC5とネイティブコード方式のINTALOGIC5のメリット・デメリット
| メリット | デメリット | |
|---|---|---|
| インタプリタ方式の INTALOGIC5 |
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|
| ネイティブコード方式の INTALOGIC5 |
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|
*1：実機でのデバッグモードには非対応ですが、PC上で動作するテストランでのデバッグモードには対応しています。
インタプリタ方式、ネイティブコード方式の性能比較
| インタプリタ方式 | ネイティブコード方式 | |
|---|---|---|
| 実行速度(*1～*3) | 1.9ms | 0.1ms |
*1：測定環境はSH2(SH7086,104MIPS,80MHz)で1,024ステップ(基本命令80%,応用命令20%)のラダーで測定しています。(SH2はルネサスエレクトロニクス社の製品です)
*2：上記実行時間はランタイムのみ動作した時間のため、複数タスクを動作させる実際の実行速度とは異なります。
*3：実際にはスキャンタイム設定に応じた実行間隔となります。
提供サービス
お客様の機器へ最適に組み込むための各種サービスを準備しています。
ポーティングサービス
INTALOGIC5をお客様のプラットフォームにポーティング
チューニングサービス
INTALOGIC5の更なる高速化・省メモリ化のためのチューニング
カスタマイズサービス
お客様専用のラダーエディタや専用命令の開発
受託開発例
組込み開発や制御システム開発のノウハウ・経験を持つエンジニアが、お客様の開発プロジェクトをトータルに支援します。
受託開発や常駐作業等、作業形態も柔軟に対応可能です。
受託開発例
- PoCや原理試作開発
- お客様指定のハードウェアへの移植開発
- 高速化・省メモリ化のためのチューニング
- お客様専用のプログラムエディタや専用命令の開発
技術サポート
国内メーカならではの手厚い技術支援によりお客様の課題を解決します。
導入前の技術検討支援
弊社商品の導入検討のための様々な技術支援に対応いたします。
商品貸出、技術ミーティング、PoC開発、原理試作開発など。
導入後の技術支援
弊社商品導入後の様々な技術支援に対応いたします。
QAサポート、移植開発の受託、お客様向けカスタマイズ開発の受託など。
テクニカルQ&A
弊社商品に関する各種技術質問やご要望に対応いたします。
各技術支援はWebベースやE-メールでの対応を基本とし、必要に応じてお客様を訪問してのサポートにも対応いたします。
INTALOGIC5搭載の評価ボード(ASURA)開発したアプリケーションをすぐに試せます。
