インタプリタ方式
プログラミング言語で記述されたソースコード、中間コードを逐次解釈しながら実行する方式です。
インタプリタ方式のINTALOGICは、下図のような処理を行います。

ネイティブコード方式
プログラミング言語で記述されたソースコード、中間コードを一括でネイティブコード(ターゲットのCPU上で実行可能なバイナリコード)に変換しておき、実行する方式です。逐次解釈する必要がないため、インタプリタ形式に比べ実行速度が速くなります。
ネイティブコード方式のINTALOGICは、下図のような処理を行います。

インタプリタ方式のINTALOGICとネイティブコード方式のINTALOGICの
メリット・デメリット
メリット | デメリット | |
インタプリタ方式の INTALOGIC |
・実機のデバッグを行える ・カスタマイズによりRUN中書き込み機能を追加できる |
・ネイティブコード方式と比べ、実行速度が遅い |
ネイティブコード方式の INTALOGIC |
・インタプリタ方式と比べ、実行速度が速い | ・実機のデバッグを行えない(*1) ・RUN中書き込み機能を追加できない |
*1:実機でのデバッグモードには非対応ですが、PC上で動作するテストランでのデバッグモードには対応しています。
インタプリタ方式、ネイティブコード方式の性能比較
インタプリタ方式 | ネイティブコード方式 | |
実行速度(*1~*3) | 1.9ms | 0.1ms |
*1:測定環境はSH2(SH7086,104MIPS,80MHz)で1,024ステップ
(基本命令80%,応用命令20%)のラダーで測定しています。
(SH2はルネサスエレクトロニクス社の製品です)
*2:上記実行時間はランタイムのみ動作した時間のため、複数タスクを動作させる
実際の実行速度とは異なります。
*3:実際にはスキャンタイム設定に応じた実行間隔となります。